住まい塾の舎に包まれて「OBと語る」 埼玉県所沢市 所沢の舎15年目の見学会
竣工から15年。住宅建築2013年12号に掲載され、長寿番組、“渡辺篤史の建もの探訪”でも紹介された“所沢の舎”。
今回、住まい手ご家族のみなさんのご協力を得て、竣工後の暮らし振りなどのお話を伺う機会を得ました。当日は、ご家族の想いと共にみなさんと語り合いたいと思います。
この勉強会は終了しました。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
今回の勉強会会場となった所沢の舎は竣工から15年。
これまでの暮らしを振り返りながら、ご家族のみなさんの住まい方や日頃のメンテナンスについてお話を伺うことが出来ました。
設計依頼時は、30代のご夫婦と小学生の娘2人だった家族が、15年経って50代のご夫婦と社会人、大学生の娘さん、
小学生の息子さんの家族となりました。
建て坪19.3坪のワンボックスの住まいの中に、広々したリビングと暖炉。おおらかな吹抜けから繋がる二階のロフト空間。
その隣に個室がひとつ。
家族のプライベートスペースが無い中でもそれぞれの距離感を保ちながら、暮らしを楽しまれている様子を伺うことが出来ました。家は広さではなく住まい方。限られたスペースの中でも家族それぞれがお互いの関係性を保つことで、居心地の良い場所を創って過ごすことが出来るのではないか。今回、お話を伺いながら、そんなことを感じました。
既にお住まいになっているご自宅を快く会場として迎えてくださったことに感謝する勉強会となりました。
※ 所沢の舎は、 住宅建築2013年12月号( 建築思潮研究所)に掲載されています。
文 / 菅谷 輝男