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省エネ法に思う

 この4月から省エネ法が改正され脱炭素化住宅推進が義務付けられました。それに伴い自然エネルギー推進を掲げ、年間都内供給延床面積が

合計2万㎡以上のハウスメーカーなどの事業者へ太陽光パネル設置義務化が始まりました。

太陽光パネルは、定期的なメンテナンスが必要なうえ太陽光発電設備の設置に不向きな家もあります。

太陽光パネルの寿命は20~30年程度・太陽光パネルの電力を返還するパワーコンディショナーの寿命は10~15年・経年劣化や自然災害、鳥獣被害、設置場所の環境などによって故障することもあります。

太陽光パネルにはカドミウムや鉛、ヒ素、ポリリコンなどの猛毒性の物質が含まれているため、 処分は専門業者に依頼する必要があり、処分費用も高額です。

近い未来、日本が巨大産業廃棄物処理場化することを危惧しています。

自然エネルギーの活用に異議はありませんが、私の住む筑波山東麓の地区でも森の大量伐採、太陽光発電パネルの設置が進められ豊かな自然環境に傷を残し続けています。

未来に残していきたい日本の魅力を総合的に見つめなおしてもらいたいものです。

 

  文 / 岡田 曜子