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使い継ぐ道具

 25年ほど前、しばらく大豆の手作り味噌づくりに使っていた手動のミンサ―(ミートグラインダー)です。

大切にしまいこんでいたものを、今年娘が現役復帰させてくれました。

今回娘が作ったのはひよこ豆のお味噌。10年ほど前から花粉食物アレルギーの娘が食べられるお味噌を作ることができ、

強力な助っ人となりました。

 

 昔のずっしりと重いしっかりした道具は、やっぱり長く使い続けられるのだと誇らしく嬉しい気持ちになりました。

とはいえ、こういうケースがあるとついつい『いつかは使える』と思って、生活のモノが押入に残ってしまいがちです。難しいものですね。

文 / 南野 容子