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住まい塾東京本部にて

 住まい塾の東京本部は築200年前後であり、古くは庄屋だったと言われています。 

1階の床にフローリングを貼ったのみで、それ以外はほとんど手を付けていないものでありますので、これからの季節は隙間風があり外より寒くなること等はザラにあるのです。 

 それでいて、比較的大通りにも面しているので人通りもあり、お昼時などふらっと入ってくる人もいて、中に入った瞬間、

「素敵ですね~」と感想をもらす方や、「貫禄がある!」と言ってくれる方もいます。 

 

 片や、住まい塾で新たに建てる住宅はというと、モダンであることはもちろん、機能的であることも念頭に置かれています。 

 住まい塾では年に数回完成見学会を行っていますが、その過去の“感想カード”を改めて見ると、「素敵でした」、「豊かな気持ちになりました」と書いていただいています。 

 

 新旧それぞれ良いところがあるのは当然ですが、住まい塾に来てからの数年間、その良いところの共通点はどういうところなのかという謎を解明しながら日々過ごしています。 

 

 今は世知辛い時世となっていますが、落ち着いた際には、是非東京本部に足を運んでいただければと思います。 

文 / 深貝周平