ユーザーＯＢと語る　～埼玉県Ｋさんをお迎えして  ～　

今回の勉強会では、入居して一年が経過したＫさんに、暮らし振りについてお話をお聞きする予定でしたが、勉強会の開催が中止となった為、Kさんよりコメントを頂きました。

『新型コロナウイルスの影響で先行きの見えない不安の中、作り手の顔が思い浮かぶ空間で過ごす時間が、いかに贅沢なものであるかを改めて実感しております。家族みんなで過ごす時間を大切にしたいという思いから、リビングの空間を大きくとったことは大正解でした。先日1年点検で、住まい塾の菅谷さん、久道工務店の久道さんにみていただきました。おふたりの眼には、引渡し時からどんな風に変わってみえたのでしょうか。またビール片手にお聞きしたいですね。

これからも私たちの生活が、建物の空間を彩っていけるように楽しく暮らしてまいります。【ユーザー　Ｋさん】』

《住まい塾》では、竣工後一年点検、三年点検、十年点検を実施しています。建具の調整や設備機器の様子を点検。無垢材や左官の仕上げ等、呼吸をしている素材達は四季を通じて膨らんだり縮んだり動きます。また、住んでいる方が日常出来るメンテナンスについてもアドバイスします。

『家が喜んでいるかどうか』、設計者も施工者も長い時間を掛けて我が子の様に手塩に掛けて作って行きます。

その住まいを住んでいる方に育てて頂く。そんな気持ちを持ちながら日々モノ造りと向き合っています。

今回、Ｋさんの住まいに久し振りに伺わせて頂きましたが、ご家族みんなが暮らしを楽しまれている様子が伺え、何よりも子供たちの元気な笑顔に、「この家も喜んでいるなぁ」と嬉しくなりました。

これから、お子さん達の成長と共に、この家も育って行く事でしょう。今回の「ＯＢと語る」は残念ながら中止となってしまいましたが、いつの日か改めてＫさんにその後の暮らし振りを語って頂きたいと思います。

・・・お子さん達がどのような成長をしているか、今から楽しみです。

文　/　菅谷　輝男

日 時 ：5月10日(第2日曜日）13：00～15：00

場 所 ：《住まい塾》東京本部にて

新型コロナウィルス感染拡大防止のため、今回の勉強会開催は中止させていただきました。